【独学で合格】ゼロから50日で簿記2級を最短合格するための完全ロードマップ まとめ

はじめに

簿記2級の合格を目指している皆さん、こんにちは。私は50日間という短い期間で簿記2級に合格することができました。この記事では、忙しい社会人や学生でも短期間で効率よく合格を目指せる勉強法やコツを、私の実体験をもとに詳しくご紹介します。

「簿記2級 勉強法」や「簿記2級 短期間で合格」といったキーワードで検索する方も多いと思います。そんな方々のために、この記事では50日間で合格するための学習スケジュール、使った教材、試験直前の追い込み法など、すぐに実践できるアドバイスをお届けします。

簿記2級は、経理や会計の基本知識を身につける上で非常に有益な資格です。しかし、仕事や学業で忙しい中、効率的に学習することは簡単ではありません。私も最初は同じ悩みを抱えていましたが、計画的なスケジュールと工夫した勉強法で見事50日間で合格を勝ち取ることができました。

この記事を読むことで、「どのように勉強すればいいのか分からない」「効率的な学習方法を知りたい」という方が、一歩前進できるようにお手伝いできればと思います。それでは、短期間で合格を目指すための具体的な方法を見ていきましょう!


50日間の簿記2級合格までのスケジュール

50日間で簿記2級に合格するために、私は大きく3つのフェーズに分けて学習を進めました。それは「基礎学習期間」「問題演習期間」「総復習期間」です。この3つのステップをしっかりとこなすことで、短期間での合格が可能となりました。

基礎学習期間(1か月)

まずは、簿記2級の知識を徹底的にインプットする期間です。私は約30日間、1日に4~5時間を使って基礎知識の学習に集中しました。休日は10時間ほど使っています。この期間は、簿記の基本的なルールや計算方法をしっかりと理解し、学習教材の内容を網羅することに専念します。

学習のポイントは、細かい部分にこだわりすぎず全体を俯瞰して理解すること。最初から全てを完璧に理解しようとすると時間がかかりすぎるので、ある程度の理解で次に進み、全体像をつかむことを心がけました。

使用した教材や参考書に関しては、サブ記事で詳しく紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。

詳しい勉強方法はこちら

問題演習期間(10日間)

基礎学習が一通り終わったら、次は問題演習期間です。約10日間、問題集や過去問を繰り返し解くことでアウトプットの力を鍛えました。この期間は、簿記の問題に慣れることと、解答スピードを上げることが主な目的です。

問題演習を行う際に注意したのは、「どの問題を解くのか」よりも「間違えた問題をどのように復習するのか」。解いた問題の正答率や解く時間を記録し、間違えた問題はその都度復習して知識を定着させるようにしました。

この時期の学習方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

1回目のテストと弱点補強期間(10日間)

10日間の問題演習の後、私は1回目の模擬試験を受けましたが、残念ながら不合格でした。そこで、テストの結果を分析し、自分の苦手な分野や不足している知識を特定しました。特に点数が不足していた箇所に絞って、再度基礎を見直し、実践問題を繰り返し解くことで弱点を克服しました。

この期間は、基礎学習と問題演習の復習を繰り返すことが重要です。10日間でしっかりと弱点を克服し、2回目のテストへと備えました。

2回目のテストで合格

そして、最終的な準備を整えた後、2回目の試験に挑戦。結果、無事に合格することができました。50日間という短期間での学習でしたが、基礎学習と問題演習、そして弱点補強のバランスを意識することで、合格を勝ち取ることができました。


このように、基礎をしっかり固め、問題演習でアウトプットの力を磨き、弱点を補強することで、短期間でも簿記2級に合格することは可能です。それぞれのフェーズでのポイントを押さえ、効率的に学習を進めましょう。


使用したおすすめ教材とその使い方

50日間で簿記2級に合格するためには、効率的に学習を進めるための教材選びが重要です。私は以下の教材とオンラインコンテンツを活用しました。それぞれの教材の特徴と使い方についてご紹介します。

TAC出版のよくわかる簿記シリーズ 合格テキスト(商業簿記・工業簿記)

  • 商業簿記と工業簿記、それぞれの分野に特化したテキストです。基礎学習においてはこのテキストをメインに使用し、約1か月間で内容を一通り学びました。
  • 特徴は、初心者にも分かりやすい丁寧な解説とイラスト。簿記特有の概念や仕訳の流れが図解で整理されており、理解しやすい内容です。
  • 使い方のポイント:1章ずつ順番に読み進め、章末の確認問題を解いて理解を深めるようにしました。また、各章を1度で完璧に理解する必要はありません。全体を一通り学んだ後に2周目、3周目と繰り返し読むことで知識を定着させました。

まるっと完全予想問題集 日商簿記2級

  • 実際の試験形式に近い問題を数多く収録した予想問題集です。私は基礎学習が終わった後の問題演習期間にこの問題集を活用しました。
  • この問題集の特徴は、試験で出題される可能性が高い問題が多数含まれている点です。模擬試験のように使用でき、時間配分や問題の解き方に慣れるのに非常に役立ちました。
  • 使い方のポイント:1日に1回分の模擬試験を解き、その後間違えた問題の復習にしっかり時間を割くようにしました。間違えた問題については、解答解説を読み込み、テキストに戻って該当箇所の理解を深めるようにしました。

YouTube動画(ふくしままさゆき先生・いのうYouTube簿記大学)

  • ふくしままさゆき先生の動画と、いのうYouTube簿記大学の動画は、簿記の解説や実践問題を動画でわかりやすく学べるコンテンツです。
  • 特に通勤・通学中などのスキマ時間に音声のみで視聴するなど、時間を有効活用して基礎学習と問題演習を並行して行いました。
  • 使い方のポイント:ふくしままさゆき先生の動画は最初の理解用。いのうYouTube簿記大学はテスト対策用です。動画ならではのわかりやすい解説が助けになり、学習の理解度を高めるのに最適でした。

使用サイト:簿記検定ナビ

  • 簿記検定ナビは、簿記2級の試験情報や学習のアドバイスが充実しているサイトです。模擬問題や試験の傾向分析など、実際の試験対策に非常に役立ちました。
  • 使い方のポイント:重要仕訳TOP100は必須の実践問題です。試験直前には、過去の傾向や予想問題の出題範囲をチェックして、効率的に弱点を補強するために活用しました。公式テキストでは網羅しきれない最新の情報や試験に関するアドバイスを参考にすることで、学習の最終仕上げとして効果的でした。

これらの教材を組み合わせて使用することで、基礎から応用まで一貫して学習を進めることができました。効率的な学習のためには、それぞれの教材の強みを活かし、インプットとアウトプットをバランスよく行うことが重要です。あなたの学習スタイルに合わせて、ぜひこれらの教材を活用してみてください。


短期間で合格するための勉強法

50日間で簿記2級に合格するためには、効率的に勉強し、学習効果を最大限に引き出すことが重要です。私は、基礎学習から問題演習まで以下の方法を実践し、短期間で合格に必要な知識とスキルを身につけました。

基礎学習はYouTube動画で全体像を理解する

最初の基礎学習期間では、細かい内容を理解しようとするよりも、まず簿記の全体像をつかむことを意識しました。ここで活用したのが、YouTubeの「ふくしままさゆき先生」の動画です。動画は視覚的にわかりやすく、また通勤・通学中にも視聴できるので、短期間で効率的にインプットを行えます。

視聴のポイント

  • まずは動画を1周視聴して、細かい理解よりも全体の流れや基本的な考え方を把握しました。
  • 2周目からはテキスト(TAC出版の「合格テキスト」)を並行して使い、同じ内容を別の視点から学習することで理解を深めました。動画とテキストの両方で学ぶことで、異なる角度からのアプローチが可能になり、知識の定着が早まります。

工業簿記の大問4,5と商業簿記の大問1「仕訳問題」を最優先で対策

簿記2級の試験では、大問4,5の工業簿記と大問1で出題される仕訳問題の得点が合格に直結します。そのため、工業簿記と商業簿記の仕訳問題を最優先で対策しました。特に工業簿記は、慣れれば安定して高得点を取れる分野であり、ここでしっかり点数を稼ぐことが重要です。

対策のポイント

  • 工業簿記を優先して問題演習:工業簿記は、仕組みが理解できれば安定して得点できる分野です。予想問題集を繰り返し解き、解答パターンや解き方の癖をつかむことで、得点力を高めました。
  • 大問2・3は後回し:大問2と3は複雑な問題が出ることが多いので、最初から力を入れると効率が悪くなります。まずは大問1の仕訳問題をしっかり固め、余裕ができてから大問2と3の対策に移行しました。

仕訳問題は経験値を増やして定着させる

仕訳問題は、繰り返し問題を解くことで身につく「経験値」が非常に重要です。そのため、様々なパターンの問題に慣れるために予想問題集だけでなく、**「簿記検定ナビ」の「重要仕訳TOP100」**も活用しました。

使い方のポイント

  • 予想問題集と「簿記検定ナビ」の仕訳問題を並行して解くことで、仕訳に対する経験値を増やしました。
  • できるだけ多くの仕訳パターンに触れることで、試験で初見の問題に遭遇しても焦らず対応できるようにしました。

試験直前の1週間と当日の対策

試験直前の1週間は、これまで学んできた内容の総復習と、苦手な箇所の最終チェックが中心となります。新しい知識を詰め込むよりも、これまで学習してきた内容を効率的に見直し、自信を持って解ける問題を増やすことが重要です。

ポイント

  • 総復習を効率的に行う:これまで解いた問題集や模擬試験を再度解き直し、苦手な箇所がないか確認します。特に仕訳問題は、頻出のパターンに慣れるために重点的に復習しました。
  • 工業簿記の高得点を目指す:工業簿記は得点を稼ぎやすい分野なので、安定して高得点が取れるよう演習を繰り返しました。大問2や3の難しい問題は無理に解こうとせず、できる問題を確実に正解することにフォーカスしました。

試験当日の持ち物と心構え

ネット試験なので、持ち物はシンプルです。ただし、試験中のパフォーマンスを最大化するための準備は大切です。

持ち物リスト

  • 電卓:簿記検定で使用可能な電卓を準備します。私はシンプルな電卓を使いましたが、日割り計算のときに自動で日にちを計算してくれる電卓もあります。もし日にち計算が苦手な方は、このような機能がついた電卓を使うのもおすすめです。
  • 身分証明書:試験時の本人確認のために必要です。事前に有効期限なども確認しておきましょう。

注意点

  • 飲み物の持ち込み不可:ネット試験では会場に飲み物の持ち込みができないので、試験前にしっかり水分補給をしておきましょう。

メンタルケアと当日の心構え

ネット試験の大きなメリットは、何度でも受けられることです。この点を活かして、失敗しても次回があると考え、必要以上にプレッシャーを感じないようにしましょう。

ポイント

  • 失敗しても次があると考える:ネット試験は回数に制限がないので、1回の試験に合否をかけすぎず、「今回ダメでも次回で合格すればいい」と前向きに考えましょう。試験の難易度は各回で異なるので、運が悪かったと割り切ることも大切です。
  • 受け続ければ必ず合格するというマインド:短期間で合格を目指す際は、試験に臨み続けることで合格率が上がるという気持ちで受け続けるのが大切です。試験の度に自分の弱点を見つけて次の回に備えれば、確実に合格へと近づきます

50日間で簿記2級に合格した振り返りと今後の活用

50日間という短期間で簿記2級に合格することは、決して簡単なことではありません。しかし、しっかりと目標を持ち、効率的な学習法で勉強を進めることで、短期間で合格を達成することができます。ここでは、実際に私が簿記2級を取得して感じたメリットや学習の振り返り、そして今後の展望についてお話しします。

合格したことによるメリット

私の場合、個人事業主として事業を行っているため、簿記2級の知識を持つことは、日頃の記帳や税金の申請がスムーズに行える大きなメリットがありました。特に事業の会計に関する知識は、経理や税金の仕組みを理解する上で役立ち、今後も活用できる知識となっています。

また、簿記2級の勉強を通して身につけた仕訳や帳簿の知識は、実務にも直結するスキルです。試験合格によって自分のビジネスに直接役立てられるだけでなく、知識を持っていることで経営者としての自信も高まりました。

50日間で合格するための総まとめ

50日間は長いようであっという間の期間でした。学習の際には、限られた時間の中で効率よく学ぶことが求められるので、日々の勉強をどう楽しむか、どう効率化するかが重要です。最初は長く感じた学習期間も、勉強のルーティンができれば自然と継続でき、1回合格してしまえば、その後同じ内容を勉強する必要はありません。

実際に試験中も、2回目の受験では1回目よりもスムーズに問題が解けるようになり、大問1・4・5を解き終えた時点で「これはいける」と自信を持てました。苦手分野をしっかり復習し、効率的な勉強法を実践してきた結果が合格につながったのだと感じています。

次の目標と資格取得へのステップ

今のところ、私は簿記に関するさらなる資格を取得する予定はありませんが、簿記2級の知識を活用できる関連資格もいくつかあります。例えば、ファイナンシャルプランナー(FP)は、簿記の知識をベースにお金の管理や運用に関する知識を学べる資格で、今後の事業や生活にも活かせるものです。簿記2級で培った知識を広げたい方には、こういった関連資格もおすすめです。

まとめ

50日間での簿記2級合格は、確かにハードなチャレンジでしたが、結果として多くの学びとスキルを得られました。合格による達成感もさることながら、その後のビジネスへの活用や知識の自信へとつながったのは大きな成果です。簿記の知識は実務でも役立つスキルなので、ぜひ皆さんも学びを楽しみながら合格を目指してみてください。

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